いわゆる、ひとつの…

昔、長く在籍していた会社でのこと。
部屋は違うが女子が多いうちの部署によくフラフラと訪れた、クレーム処理系課長職オヤジ。
「○○さん（←私）、ボクのこと嫌いやろ」
「はい、大大大っ嫌いです」
「やっぱし」（何がやっぱしやねん、こいつの中では生理的嫌悪もjokeになってんのか？）
「ボク、みんなに嫌われてんねん」
「それやったら、邪魔です。この場から消えてください。仕事して下さい」
「○○さんにお願いされたらしゃあないなあ、ほな帰るわ」
「お願いじゃありません、退去命令ですっ」
彼はその後定年退職して、関連会社に天下りしていった。
使えないオヤジだ。ったく。

ある時は、安倍仲麻呂のような専横部長職オヤジがまたフラフラとやってくる。
彼は娘ほどの可愛い若い子が大大大好きである。
「△△ちゃん、可愛いなあ、エヘヘ」と言いつつ、彼女の肩を揉む。
△△ちゃん、揉まれたまま、笑ってるでぇ…
あんたっ、そんなガマ蛙みたいなヤツに触られて平気なんかあああぁぁっ！
湯沸室で聞いてみる。
「だってぇ、こっちから何もアクション起こさへんかったら害ないし、部署ちがうからエエねん」と平然としてた。
生理的にイヤという感情とは無縁の子だった。
ヤラせか！まったく節操の無い…

社員が多ければ多いほど奇妙な人は必然的に多い。
私はこんなヤツらを野放しにする会社に執着できなくて、それから転職も厭わなくなった。

大きな会社にはもちろんメリットも多い。
福利厚生も充実し有休もそこそこ消化できる。
労使交渉もきちんとしていれば、ペーペーが交渉しなくても済む。
名の通ったところなら、世間体も良い。
それも真実だ。

だけど、こんなのはどうか。

流行のISO取得を目標としていたわりと大きな会社。
ISO取得準備に営業担当部長が駆り出され、担当顧客を一切放って取得に没頭した。
新入社員が代わりに部長の担当を引き受けたが、顧客にはその事情を知らせなかったため、部長と連絡が取れないことや、新入社員の段取りの悪さに顧客は怒った。
それでも部長は挨拶に行かなかった。
半年が過ぎ、部長から連絡が来て「おかげさまでISO取得できました」
知らんがな。何のおかげや、おたくISO取って胸張れるような連絡体制とってないやん！

案の定、そこはISOに振り回されている。
即決即手配のものも、何人もの目を通らないと実行されないとあって、前より更に手間取り、時間がかかっている。

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いろんな会社があります。
結局何が言いたいのかわからなくなってきましたが…
多くの会社で働いてきたということは、一概には善し悪しを云々しにくいということでもあります。それは私の意見の難点なんですけどね。

もし岐路に立っているのなら、方向性と資質を元に、自分の適性（○○テストとかじゃなく、周りにとって自分はどんな存在でありどんな役割をもっているのか）をよっく考えてみよう。
決して崖から飛び下りたりせぬように…
まだ、若いんだからさあ〜（って、誰に？）


あら〜あ、お説教みたくなっちゃった。
　　　　　　　　　　ごめんあさあせ。