濾過してみてごらん

2003年11月6日
連続ドラマをわざわざビデオにとって、帰ってから見るのが今ちょっと楽しみ。
まだ古い型のビデオデッキなので、Sマークがついている番組はCMをカットできない。
それでCMになると早送りして見るという古典的技術を駆使しているのだが、最近あるCMで気になるのを見つけた。

ある手洗い液体石鹸のCM。
アニメで子供が幼稚園でキーボードを叩いている。いろんな子が使うから後で手を洗った方がよい、ということなのだろう。
その画面の真中あたりに「どんな物にも菌がついているわけではありません」(正確な文章は忘れた)とか、洗剤で手を洗うところでは「完全に菌が落とせるわけではありません」とかホントに小さな小さな字が出ている。

ま、そりゃそうだけど。
こんな文入れないと消費者は納得しないのか?
「菌が落ちないかも」と思って、やたら過剰にゴシゴシやって荒れる方が問題あると思うよ。

それだったらカツラのCMでも「誰もが見栄えよくなるわけではありません」とか、料理でも「この通りにでき上がるわけではありません」、極端なところではガケ登り系清涼飲料なら「こんなことができるわけではありません」、化粧品なら「すべての人に効果があるわけではありません」とかって、入れなきゃなんないんじゃ?

こだわりすぎかなぁ…

★☆★☆★

CMとはちょっと次元が違うけど、理科の実験がなくなるというトピックス。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000065-kyodo-soci
危険が伴うのは無視できないから削除するとしても、教師は教科書にあるから何の疑問もなく行っていたのかしら?
教師は「この実験をやると体に害を及ぼす」という知識は無かったのか?

教科書にあるから教えるという理科。
教科書に真実を載せない歴史。
教科書がどんどん俗化する国語。

教師の能力の中に濾過装置はないのかえ?

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