使えない役人
2004年2月19日どこで誰に読まれているかわかんなくて
業務ネタを書き込むのに及び腰だったけど、
あえて大ナタを振るってやる!
ある乙仲さんから電話。
「あのぅ…本日入船の○○(商品名)について、
KR省からS(食品添加剤)の検査をするよう
言われましてぇ…」
「はあ? 何で○○にS?そんなこと
ありえない(にゃにゃにゃにゃ〜い!
↑これは心の中で)
じゃないですかっ」
「Sって何に使うんです?」
「甘味料で、栗の甘露煮とかに使うらしいよ。
去年の10月下旬からの通達で、
サツマイモなんかスチームしただけで
そんなの使ってないのに、甘いのはそのせいかも
しれないって大騒ぎでしたよ!」
「あん? ○○に甘味って…そんな味覚
持つヤツおらんでしょ」
「考えられない。検査する理由が分からない!」
「で、それをLRさんとこから直接KR省に
聞いてくださいな」
「加工工程見りゃ分かるでしょ。宇宙人か何か?」
「や、宇宙人じゃなくて、どうも若いんですよ」
「新人でも普通の感覚くらいあるっしょ」
「や、とにかく電話して下さい」
押し切られてKR省KE所へTEL。
「あ゛、あ゛KE所××ですぅ…」
応対がなっとらん!
「こちら○×△(株)と申しますが、××さんから
○○にSの検査がかかるとお聞きしましたが、
何故なんでしょうか?」(縮めてます)
「あ゛あ゛これはですねえ、小売用の冷凍食品ですから…」
「はあ? そんなご指摘を受けたら、うちは全国で
年中検査の連続です。だいたい○○は調味加工も
していないブランチング野菜ですし、これは対象外
とすると聞いています。S使用の疑いがかかること自体
おかしいと思われません?」
ああ、またまくし立ててしまった。
もうコメカミあたりに血液が集まっていくのが分かる。
「あ゛、う゛、そう、そうですねえ…しかし…加熱処理の…
観点において…判断が非常に…難しいので」
「判断って、今まで許可が出ていて、何で今更一からの
判断が必要なんですか?」
「あ゛、あ゛、検討いたします」
非常に歯切れの悪い担当であったため、きっと乙仲さんも
イヤだったのだろう。
もう、こうなったら徹底抗戦だ。
まず、フリータイムを延長してもらうよう
Shipperから船社に依頼してもらう。
CY通関だし、検査の日程分だけでも
延ばしてもらわなくちゃ。
そうこうしていると、
「(認識の違い=つまり勘違いってことで)Sの検査では
なく、生菌数などの検査となります」
「なら、自主検査扱いか、モニタリング検査と考えて
よろしいんでしょうか?」
「いえ、…そう…ではなく…留め置きの…検査で…
指導検査…です…ね」
(つまり、検査で結果がOKでないと許可が出ない)
「なんですか?そりゃ。許可実績は考慮されないのですか?」
「ええ、今のところは…そうとしか…お答え…できません」
「…」の間がやたら引っかかる。
「……、わかりました。じゃ、検査指示書出して下さい。
乙仲の方でも、項目が何か分からないと進みませんから」
「はい…かしこまりました…」
しかし、夕刻になっても一向に書類が送られてこない。
シビレをきらせてTELすると、冷凍前に加熱処理をしているかどうかで、奴さん進んでいない。判断ができないという。
「…運用上、総合的に判断して…」を繰り返す。
「もう少し、分かりやすく説明してくださいよ!」
ああ、またまた食ってかかっている私。
今年はこれをやめようと思っていたのに。
ふ〜、
とにかく、明朝一で指示書を出してもらうよう
約束をして帰ることにした。
激疲れ。
おかげで家事が進まなかった。
『エースをねらえ!』後半、『白い巨塔』を
爆睡撃沈の末、逃してしまった!
―つづく―
業務ネタを書き込むのに及び腰だったけど、
あえて大ナタを振るってやる!
ある乙仲さんから電話。
「あのぅ…本日入船の○○(商品名)について、
KR省からS(食品添加剤)の検査をするよう
言われましてぇ…」
「はあ? 何で○○にS?そんなこと
ありえない(にゃにゃにゃにゃ〜い!
↑これは心の中で)
じゃないですかっ」
「Sって何に使うんです?」
「甘味料で、栗の甘露煮とかに使うらしいよ。
去年の10月下旬からの通達で、
サツマイモなんかスチームしただけで
そんなの使ってないのに、甘いのはそのせいかも
しれないって大騒ぎでしたよ!」
「あん? ○○に甘味って…そんな味覚
持つヤツおらんでしょ」
「考えられない。検査する理由が分からない!」
「で、それをLRさんとこから直接KR省に
聞いてくださいな」
「加工工程見りゃ分かるでしょ。宇宙人か何か?」
「や、宇宙人じゃなくて、どうも若いんですよ」
「新人でも普通の感覚くらいあるっしょ」
「や、とにかく電話して下さい」
押し切られてKR省KE所へTEL。
「あ゛、あ゛KE所××ですぅ…」
応対がなっとらん!
「こちら○×△(株)と申しますが、××さんから
○○にSの検査がかかるとお聞きしましたが、
何故なんでしょうか?」(縮めてます)
「あ゛あ゛これはですねえ、小売用の冷凍食品ですから…」
「はあ? そんなご指摘を受けたら、うちは全国で
年中検査の連続です。だいたい○○は調味加工も
していないブランチング野菜ですし、これは対象外
とすると聞いています。S使用の疑いがかかること自体
おかしいと思われません?」
ああ、またまくし立ててしまった。
もうコメカミあたりに血液が集まっていくのが分かる。
「あ゛、う゛、そう、そうですねえ…しかし…加熱処理の…
観点において…判断が非常に…難しいので」
「判断って、今まで許可が出ていて、何で今更一からの
判断が必要なんですか?」
「あ゛、あ゛、検討いたします」
非常に歯切れの悪い担当であったため、きっと乙仲さんも
イヤだったのだろう。
もう、こうなったら徹底抗戦だ。
まず、フリータイムを延長してもらうよう
Shipperから船社に依頼してもらう。
CY通関だし、検査の日程分だけでも
延ばしてもらわなくちゃ。
そうこうしていると、
「(認識の違い=つまり勘違いってことで)Sの検査では
なく、生菌数などの検査となります」
「なら、自主検査扱いか、モニタリング検査と考えて
よろしいんでしょうか?」
「いえ、…そう…ではなく…留め置きの…検査で…
指導検査…です…ね」
(つまり、検査で結果がOKでないと許可が出ない)
「なんですか?そりゃ。許可実績は考慮されないのですか?」
「ええ、今のところは…そうとしか…お答え…できません」
「…」の間がやたら引っかかる。
「……、わかりました。じゃ、検査指示書出して下さい。
乙仲の方でも、項目が何か分からないと進みませんから」
「はい…かしこまりました…」
しかし、夕刻になっても一向に書類が送られてこない。
シビレをきらせてTELすると、冷凍前に加熱処理をしているかどうかで、奴さん進んでいない。判断ができないという。
「…運用上、総合的に判断して…」を繰り返す。
「もう少し、分かりやすく説明してくださいよ!」
ああ、またまた食ってかかっている私。
今年はこれをやめようと思っていたのに。
ふ〜、
とにかく、明朝一で指示書を出してもらうよう
約束をして帰ることにした。
激疲れ。
おかげで家事が進まなかった。
『エースをねらえ!』後半、『白い巨塔』を
爆睡撃沈の末、逃してしまった!
―つづく―
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