使えない役人　その2

今朝出勤したら「連絡下さい」という昨日の
KE所員からのFAXが届いていた。
さっそく9時を待ってTELすると、
「後でご連絡いたします」と言ったきり、
1時間半経っても連絡が来ない。
そういや、昨日もFAX番号教えて下さいと言ったら、
保留音で1分以上も待たせたな、確か。

もう、さ、やめようよぉ、いいかげんにさあ。
理解できないのなら、できないと正直に言ってくれ。
もう、なにがなんだか。

で、ようやくTELがあったと思ったら、
昨日とは打って変わって質問攻めしてきた。
挙句の果てに上席がいないので、まだ判断を待て、と言う。
誰か、一般的に当該品についての知識を提供してやる所員は
そこにいないのか？　あん？

まだ、検査指示書までにこぎつけない。
振り出しに戻ってしまった。
「じゃ、同メーカー、同Shipperの許可実績をFAXします。
　貴港での試験実績がないので他港ので考慮下さい」
と言い、こちらから証拠書類を送りつけてやる。
そんでもって、待つ。

ようやく14時頃、連絡があり、
「検討した結果、今回は同メーカーの同じロットと
　見なします。」と言われる。
（ただし、細かい指導2〜3点あり）
確認の意味で「検査は必要ないんですね？」
「このまま申告にもっていってもいいんですね？」と聞き返し、
「はい」という答えをもらった途端、腰が抜けた。
そんで、ちょっと涙が滲んだ。
そんならさ、昨日のうちに実績送ってくれと言えよ。
判断がつかない、なんて仮にもエリート公務員が言う言葉かよ。

乙仲さんに急いで「検査不要」と連絡した時、
裁判で「勝訴！」と書いた紙を持って走り出てくる
関係者のような気分だった。

輸入者が安全なものを入れていると自負しているだけでは
すまない時代になってきた。
近年輸入食品にかかわるいろんな問題が起こるたび、
公私間での攻防も激しい。

年度末近くになると、検査数をクリアするために
（年間ノルマがあるとかいう噂）
ある港では急にモニタリング検査が増えることも。
検挙率アップのため駐禁検挙に精を出す、みたいな。

この仕事、たくさんの「？」と思うことから
始まるのかもしれないけど、一般的な認識が薄い
人間が事に当たるってどうかと思うよ。

乙仲さんに「さすが、LRさんの交渉のおかげ」と
おだてられても、フリータイムを延長せずにすんでも、
少しも嬉しくない。
あんな人間に検査されているのかと思うと、
非常に腹立たしいわけで。

あぁ、もう他の業務をやらなくちゃだわ。
この一件で費やした怒りのエネルギーどれほどだろう？
ちょっとクールダウンしなきゃ。

★☆★☆★

怒りのままに書き込んでしまいました。
「怒りの手紙は、一晩置いて読み返してから出せ」
昔からこのようなことをいいますが、
そんな気分には決してなりませんでした。
関連用語ばかりでなんのこっちゃら、と思われた方、
スミマセン。