揺れる奇縁

2004年9月5日
南紀に行った余韻に浸っていた夜、2度の地震が近畿を襲った。
見れば震源地は紀伊沖であり、昨日訪れた場所でも
かなりの大きさだったというではないか。

自身のことを言うと、夕食の煮炊きの最中だったので、
まず火を消し、(開閉ができないと困るから)部屋中のドアを
開け放し、まるで一塁走者が二塁へ向けてリードをとる格好で、
揺れがおさまるまで待っていた。
ニュースでも言われているように、10秒くらい揺れたんではないか。

携帯がつながらなくなったので、まず携帯に電話をよこす実家には
自宅電話から連絡をとっておく。お互い特に心配なし。

各地の被害は大きくなかったものの、東南海地震が起きる可能性が
叫ばれている中、もしかしたら、という思いもよぎり、
いつかTVで見た地震・津波シミュレーションというCGを
思い出していた。

こんな自分の足元も含め、土曜日が今日だったならと思うと
驚いたし、バカバカしい偶然かもしれないが、先週遭遇した
イノシシを電車がひいた一件もまったく同じ時刻だ。
なにか不思議な気がしてる。
友人は「え〜っ? それって...」とか言ってるし。
訪れたあの美しい村や集落に住む人は、今、どんな思いを
しているのだろうか。
豪雨や台風が去ったばかりだというのに、今度は
地の神様が怒っているとでも思っているだろうか。

そんなことを思い、さあ寝ようと思ったら、2度目の揺れ。
外に出るために思わず上だけ着替えてしまった。(*_*)
揺れがおさまってから、持ち出せる荷物の確認をしたのは
いうまでもない。
実は胆のちっちぇ私。怖くて2時ごろまで眠れなかった...

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