いいもの
2004年11月28日金聖響「維納幻想派 ウィーンの喜び!」を聴きに行く。
3月にチケットを買ったときには年末近くに聴きにいく演奏会に実感がなく
楽しみであるというよりは、予定のひとつだと言う方が近かった。
意気込んでのめり込む割には、時々直前になって腰が引けがちになるため
できるだけ付随の用事を見つけて出かけることにする。
それにしても、いい男が優秀で、しかも洗練されたいでたちであるのを
適度な距離で見るのは、なんて心地よいものなんだろうか。
ジャンル上鑑賞してナンボのものであるから、決して
空港にきゃいきゃいと群がって、あげく「あんたたちのせいよ」と
警備を怒鳴り、追っかけるため乗ったタクシーの運転手を急かして
ヒステリックになる女性たちのようであってはならない。
ファンなら距離とれよ、距離。コケて泣いてるんじゃあないぞ。
あ、失礼。
ここではいい男の指揮のストライクに入る曲を、ひたすら
雅な心持で聴くのみである。
アンコールの『ラデツキー行進曲』がまるでニューイヤーコンサートみたいで興奮。
年末=第九もいつか聴きたいものだが、めったに無いシュトラウスのワルツやポルカ集で
こんなふうに往く年に思いをはせるのも一興だなあ、と感激して会場を後にする。
街ではクリスマスのイルミネーションがそろそろ点きだしていい感じ。
カップルなら尚更のところか? とチラっと思ったけど、演奏中肩を寄せ手を握りあって
演奏など聴いちゃいないリーチのかかった隣席の中年バカップルを見た後だったので
「やっぱ独りがいい」とも思う。
夫を「おまえ」と呼ぶ妻とタバコ臭い夫。他は申し分ないのに唯一の不運であった。
それにしても、金氏はかっこよかった。
かといって今後追っかけるつもりもなく。
曲目と指揮者の組み合わせは、客にとってはある意味一期一会かも。
3月にチケットを買ったときには年末近くに聴きにいく演奏会に実感がなく
楽しみであるというよりは、予定のひとつだと言う方が近かった。
意気込んでのめり込む割には、時々直前になって腰が引けがちになるため
できるだけ付随の用事を見つけて出かけることにする。
それにしても、いい男が優秀で、しかも洗練されたいでたちであるのを
適度な距離で見るのは、なんて心地よいものなんだろうか。
ジャンル上鑑賞してナンボのものであるから、決して
空港にきゃいきゃいと群がって、あげく「あんたたちのせいよ」と
警備を怒鳴り、追っかけるため乗ったタクシーの運転手を急かして
ヒステリックになる女性たちのようであってはならない。
ファンなら距離とれよ、距離。コケて泣いてるんじゃあないぞ。
あ、失礼。
ここではいい男の指揮のストライクに入る曲を、ひたすら
雅な心持で聴くのみである。
アンコールの『ラデツキー行進曲』がまるでニューイヤーコンサートみたいで興奮。
年末=第九もいつか聴きたいものだが、めったに無いシュトラウスのワルツやポルカ集で
こんなふうに往く年に思いをはせるのも一興だなあ、と感激して会場を後にする。
街ではクリスマスのイルミネーションがそろそろ点きだしていい感じ。
カップルなら尚更のところか? とチラっと思ったけど、演奏中肩を寄せ手を握りあって
演奏など聴いちゃいないリーチのかかった隣席の中年バカップルを見た後だったので
「やっぱ独りがいい」とも思う。
夫を「おまえ」と呼ぶ妻とタバコ臭い夫。他は申し分ないのに唯一の不運であった。
それにしても、金氏はかっこよかった。
かといって今後追っかけるつもりもなく。
曲目と指揮者の組み合わせは、客にとってはある意味一期一会かも。
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