「もらったアメリカンチェリーおすそ分けするから
お茶つきあって」と職場に電話。
「はいはいー行くよん♪」
ちょっと出足遅れたので、結局夕飯になったけど。
キャリアばりばりの、私なんか足元にも及ばないOさんだが
最近かなり人間関係でまいっているらしい。
なんだ？ 今度は他人様の話を聞くハメに？
よくよく聞いてみれば、なんだかなーという話であるが
やり手総合職の彼女にとっては初めてのことらしい。
女同士のややこしい話は、これまでさっさかさっさか捌いてきたのに
ここへきてヤラれているという。
Oさんの部署に1年近く前から来ている派遣社員に手こずっている。
仕事はそこそこできるのだが、「自慢ちゃん」で困る、と。
「鼻たっか高〜！のお嬢さんなら、世間知らずとヘシ折りゃすむんやけど
中途半端な有名人と知り合いとかいって、自慢しまくり。
社内の人に思わせぶりに会わせてあげよう、とか言うくせに
決してそんな機会をもたへんのよ。
ほら、恋人に仲のいい友人を決して引き合わせへんみたいに」
「いるよ、そんな人。別に会わせろと言うてるわけでもないのに
第三者が入ることに不安で、なのに自慢したい、みたいな」
「しかも陰で“○○さん紹介すると取られそうで”とか言ってるし、
なんかねー、カルチャーセンターか町のコミュニティかっていう感じ。
お給料もらって欲しくないなあ」
Oさんの口から次々と愚痴が吐かれ、ちょっと困惑してしまう。
私はさらにヒドい人を何人も知ってるし、そんな世界がイヤで
転職したといってもよい。
もっとも、同じタイプの人はそこいら中にいますが。
「ええやん、派遣やし契約切れば」と言ってみたが
「男子新入社員が骨抜きやねん」(-_-;)
「げげげ、おタクの会社も見る目ないっすねー」
「採用試験やり直すか」
妬まれているうちが華じゃないの？ とか言って
アメリカンチェリーをごっそりいただいて帰り、
食べながらこの日記を書いているわけだけども、
「自慢」ってね、趣味や特技ならともかく
「あんな人を知ってる」「有名人と特別のおつきあい」とかの
レベルで人の傘の中で胸張ったって、どうよ？ と思うわけさ。
コネも実力のうち、なんて使いドコロ間違ってるって、絶対。
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