諦めの局地〜トラブル真最中〜

出勤して、先に出てきてたボスの第一声を聞く。
「ダメなんですよ」
は？
昨日KE所でイチャモンがついた貨物、
ちゃんと許可下りたのにピック前にもんのすごいトラブル発生。
もうヤです。と言いたげなボスの前田吟顔。

こんな時。
ちょっと前なら私の方が湯気しゅんしゅん出して
怒りながら対処していたのに、自分でも不思議なくらい冷静。
怒気はボスの方が断然強いし、チャイニーズ独特の
舌打ちの回数が日常の比ではない。貧乏ゆすりも激しい。

まずは、ボスが直接電話を受けたこと。
おかしなもので私が説明するよりはるかに大きく動揺される。
クレームもそうだが、まず感情の波がザッブーンと
大きくうねって音がするように感じるほど揺れるのだ。

ま、ぐだぐだ言って舌打ちばかりしても仕方がないので
とにかく打ち得る手立てをうち、電話をかけまくる。
できるだけ詳しく相手に説明しておく。八方手を尽くす。

ここら辺で、いつもなら私のヤカンは沸騰しきってしまうのだが、
今日はヤカンの水は水のままらしく、しゅんしゅんの音は聞こえない。

親譲りの毒舌、キレ具合、突き放し方、理屈っぽさは
こういうときに頭を出してはいかんというシステムが
やっと我が体内にも構築され始めたのか…と妙に感慨深く
思いながら今カキコんでいる次第である。
こんな時はバカな感慨にふけるのである。集中できん。

ともあれ、今ユーザさんの現場判断と立会人の結果待ちなわけ。
何時に帰れるかわっかりーません。
他のうっちゃった仕事をちまちま片付けつつ、遅れたことを
方々に詫びる週末ゴールデンターイム。

帰ったらヤケ鮭じゃ。