友人宅へのお悔やみと、親戚のお見舞いを2ヶ所、
京都日帰りで済ませてきました。
京都行きの電車は、始発駅ですでに激混み。
暑いし、動けないし、全然空かないし、さいっあく!!!
今年はまだ最高に見頃とはいえない色づきだと思うのに、
テレビや雑誌の「京都」効果はおそろしいもんだ。
嵐山、嵯峨野、貴船、鞍馬、そして東福寺。
なんか偶然にも用がある先は全部紅葉の名所だったりして。
先日末期癌だと聞いた叔父は、抗がん剤投与のために
食欲が無く、何も受け付けないので体力が激減していた。
ピーク時の半分にも見えるやせ方に、ショックを受けたが
気丈にも機嫌よく話してくれる様子に少し安堵。
頑固な性格とわがままが災いしてこのままの状態だと
手術も行えないので、余命も短くなるという。
食べて体力つけようね、と言って別れてきた。
入院して数年になる母の長姉の旦那さん（伯父）。
寝たきりで話せないが、誰かが行くと嬉しくて泣く。
私はまだ2回目だけれど、ちゃんと顔も憶えてくれてるし
温かい手を握ると、ぎゅっと握り返してくれる。
ただ、食事はきっちりと摂れてるし、
顔はほんのりピンク色で笑顔も自然に出てくる。
今度はいつ行けるんだろうか。
両親と落ち合って同行し、2人を見舞った後で
食事を共にして不思議な感覚にとらわれた。
方や薬のせいで食べても戻し、下しもする。
食べられなかったり飲めないと、体に異常も出る。
ある意味悪循環で手術にこぎつけない叔父と
かなり年をとっていながらも若者と同じように
こってりラーメンをペロッと平らげる父。
確かに禁煙をして顔が丸くなっている。
この違いはなんなんだろう。
どこに病魔の付け入るスキがあったんだろう。
父も母も元気で「おかげさま」というべきなのだろうが、
ある意味力の抜けた生き方なのかもしれない、とも思う。
「頑張らない」「我慢しない」「無理をしない」
簡単なようで難しい。
果ては寿命にかかわることか、と胸が痛くなった。
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