京都人の中には、どうかすると
他人を「品」または「品格」の有無で
判断するという性質が細胞の中に
組み込まれているような気がしてならない。

「あの人、(お)品があらしまへんなぁ」
「品がよろしい」
「(そんなことしてはると)品が下がりますぇ」
おお、なんか花街の会話のようではないか。
いやいや、一般人でさえも、です。

そんな血(!)をひく私、この本を買い読んでみました。
うーむ。自分が当てはまっているところもあります。もちろん。
でもそれ以上に「これ、あの人や」「そうそう、そうやねん」と
頷くことが多いのなんのって。
それぞれの項に当てはまる人が最低一人はいます。

人の品格の上下を見極めるのは難しいと思います。
見極めるということ自体なんかおこがましいような、つまり
他人の「品格を見極める」こと自体が良いのかどうか、と
いう疑問もあります。

でもこの著者の山崎さんは
“自分が不快だと感じたことは他人にしないように心がける”
という最低レベルのことが言いたかっただけで、いわば社会的に
礼儀を尽くせば快適な人間関係が築ける、ということのようです。
そういうノウハウというよりは、私としてはさっき言ったように
「これ、あの人」だと思って読む方が楽しかったですけど。
あ、もちろん、わがフリも省みて、ですよ。あくまでも。

コメント

三日月
2006年2月26日22:42

何だか興味をそそられる一冊です(笑)
京都で言うところの「品のよさ」とは、
「お行儀のよさ」とは、また違ったニュアンスなのでしょうか?
本屋さんで目にしたら、手にとって見てみようと思います。

LR
LR
2006年2月27日9:43

建都1200余の誇りがそうさせているのでしょうか。
不思議な「品格」へのこだわりがあるようです。
オススメというか、納得しますから、是非。

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