内なる興奮
2006年3月24日何だかバタバタと日中忙しくしていたら、
あっという間に退勤時間を迎えていた、という1週間。
ボスが出張しているので、その間にあれもやっつけ
これもやっつけ、と算段していたのに、その半分もできず。
先週の東京行きから始まった「クラシック鑑賞強化月間」。
その第二弾を聴きに行くため、ぱっぱかさっさか仕事を片付け、
蹴るように退勤して、シンフォニーホールへと駆けつけた。
今回は、大阪センチュリー交響楽団の第109定期演奏会、
金聖響指揮の『田園』と『運命』。行ける間にとたまたま
チケットを取っていたものだけれど、直前の発表で
金氏が専任を退くことがわかり、節目の演奏会となった。
折りしも開花の情報が伝えられ、花見に心奪われ出して
『田園』は心はやる演目である。
管楽器が鳥の啼き声を繰り返すところでは、
「今年はどこに花見に行こうか」と思いめぐらす余裕もあり、
この感想はまだ学校の音楽鑑賞に毛の生えた程度であっても、
素直に五感に響いて、清清しく全楽章を聴き終えることができた。
もう、ここで金指揮者よれよれ。
さらに『運命』。
「はやっ!」と大部分の方が感じたことであろう。
ピリオド・アプローチという方法を試みていただけに頷けるが
それでも、今日は特別速く、迫力のある音が出ていたように思う。
餞だろうな。
万感胸に迫る今夜のお客さんは、渾身で振りぬいた指揮者を
何度も何度も舞台上に呼び出したが、かなり痛々しかった。
浮ついた憧れではなく、金氏の今後の活躍に期待するばかりである。
帰り、最寄の駅で若い女性が
「聖響さん、しばらくお休みやねんて」
いや、そういうことではないと思うよ、お嬢さんたち。
あっという間に退勤時間を迎えていた、という1週間。
ボスが出張しているので、その間にあれもやっつけ
これもやっつけ、と算段していたのに、その半分もできず。
先週の東京行きから始まった「クラシック鑑賞強化月間」。
その第二弾を聴きに行くため、ぱっぱかさっさか仕事を片付け、
蹴るように退勤して、シンフォニーホールへと駆けつけた。
今回は、大阪センチュリー交響楽団の第109定期演奏会、
金聖響指揮の『田園』と『運命』。行ける間にとたまたま
チケットを取っていたものだけれど、直前の発表で
金氏が専任を退くことがわかり、節目の演奏会となった。
折りしも開花の情報が伝えられ、花見に心奪われ出して
『田園』は心はやる演目である。
管楽器が鳥の啼き声を繰り返すところでは、
「今年はどこに花見に行こうか」と思いめぐらす余裕もあり、
この感想はまだ学校の音楽鑑賞に毛の生えた程度であっても、
素直に五感に響いて、清清しく全楽章を聴き終えることができた。
もう、ここで金指揮者よれよれ。
さらに『運命』。
「はやっ!」と大部分の方が感じたことであろう。
ピリオド・アプローチという方法を試みていただけに頷けるが
それでも、今日は特別速く、迫力のある音が出ていたように思う。
餞だろうな。
万感胸に迫る今夜のお客さんは、渾身で振りぬいた指揮者を
何度も何度も舞台上に呼び出したが、かなり痛々しかった。
浮ついた憧れではなく、金氏の今後の活躍に期待するばかりである。
帰り、最寄の駅で若い女性が
「聖響さん、しばらくお休みやねんて」
いや、そういうことではないと思うよ、お嬢さんたち。
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