どしゃ降りに遭う。ひどいもんだ。
また、びっちょんびっちょん（泣）。
梅雨の最後は大雨と言うが、ほんとに
これで明けるのかね？
☆
昨夜、帰ってゴハン作ってさあ食べようとTVをつけたら
ローカル局で『大魔神』が始まるとこだった。
他に見たいのも無いし、CMが入るものの
全編放送するみたいだし、105分だからいいかと思って
見始めたら、すっかり見入ってしまった。
のっけから悪家老が領主の転覆を図るところから始まるのだが
展開に無駄なところが無いなあ、と感心。当時の特撮は
この後ガメラへと移行する大映ならずとも、各社最盛期だったし
その技術は相当なものだと感慨深いものがある。
自分が遊んでいた（どっちかっつーと男の子の遊びが多かった）
ヒーローものはここが原点だったのかー、と鱧の天ぷらを
食べながら見続けた。ホント、よく出来ていた。
設定は戦国時代だし、もちろん科学的な武器も持たない。
暴政をみかねて、小笹という逃げて成長した領主の美しい遺児の
涙の願いを聞き入れて立ち上がる姿はシンプルそのもの。
城下を力任せに破壊し、罪も無い民衆も攻撃しかけたところを
また小笹の涙が止めさせるのだが、ここが人間臭い。
それも狙いなんだろうけど。
鬼瓦の面相を、チャッとハニワ風にチェンジして去って行き
それ以上は描かないというのも潔い。
もし、現代に同じ大魔神が存在してたら…。
毎日怒る事件に応じ連日出現するうち有り難味も無くなり、
破壊して怒りをぶつける一種の暴力行為に非難ごうごうで、
しかも、科学的な武器で返り討ちにあってしまうのでは？
大魔神は黙して語らずで、「ええ加減にせんかい！
怒るでしかし」的な内心であったと読めるが、現代では
きっと受け入れてもらえんでしょう。ああ哀しい…。
3部作らしいので、あと二つも見てみたいぞ。
レヴューは映画のが無く、壱岐の焼酎の。
ここまで読んでくだすって、なーんだ、という方ゴメンナサイ。
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