あっちゃんの花道

2006年10月12日
奇しくも古巣日ハムが北の大地でリーグ優勝を遂げたとき
甲子園では阪神・片岡篤史の引退セレモニーが始まっていた。

まだ日ハムの頃だったと思うが、ある深夜番組で
チームメートの岩本勉(ガンちゃん・現解説者&タレント)と
おでんの屋台でトークを炸裂させていた。
そらもう、関西人のノリっていうだけじゃないたまらん面白さで、
たまらず
「こんな選手がいるのに、日ハムは何で優勝せんのか?」と
言って、
「面白いだけでは勝てんやろ」
と弟に呆れられたことがある。そらそうや。

選手としてのテクや能力はどうなのかは分からなかったけど
しなやかな三塁でのグラブさばきを阪神に来てからは
よく目にするようになって惚れ惚れし、優勝を決めた一振りに
狂喜したこともあったが、近年の若手の台頭で、思いの外
出番が少なくなったことにイライラもし………

京都では巨人びいきだった私が阪神を応援するようになるのに、
さして時間はかからなかったんである。

その彼が限界を感じて引退すると知ったとき、どこかでホッと
したような気がする。
私は、プロスポーツ選手は引き際を美しくしてほしいと
かねがね思っていたので、限界と言ってしまってはいるが
頭を下げて引き受け先を探すより、ずっといい、と思った。

あの朴訥な性格で話す仕事(解説者になるらしい?)が
うまく務まるか、と心配したりもするが、それもまた一興か。
ずっと「あっちゃん」のボケぶりをいじってきた金村義明も、
同業者が増えるとなると、笑ってばかりはいられんだろうし。

ああ、号泣!
オトコの花道はこうでなくっちゃ。

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