嘆かわしい日常

・絵に描いた餅

　大人はみんな嘘ばっかし。
　こどもには絵ばっかし見せて、裏で美味しい餅食っとる。

　あるいはできもせんことを絵に描いてアピール。
　見せるだけで腹いっぱいになるわけなかろ。

・責任と権限

　権限も与えないで責任、責任と喧しく追い詰めて
　その結果命を摘んでも、外野が追い詰めた責任は問われない。
　も、いっそのこと学校警察官みたなの、置いたら？
　こどもも罰するっていうのなら、それを取り締まる権限を
　どこに与えるんや。まったくもってわからん諮問会議。

・大風呂敷

　久しぶりに見た顔は色艶よく、とても債務者とは思えない。
　「どっかに金ないかっ」冗談にせよ債権者のウチに向かって
　タバコふかしながら吐く様は、見ていてヘドが出る。
　あんたんとこの風呂敷は、ゴム引きですか？

・恫喝

　銀行から出たところで、男性が女性を怒ってる。
　「だーかーらー、明日支払うことになってるって、
　　ボク何回キミに言った？　○○から入金があってから
　　支払いしてよ、って朝も言ったよ」
　おねえ口調だが、声は荒い。
　その程度のこと、事務所帰って叱れ。

・制服

　有名私立女子高の制服が乱れてる。
　膝上かオン・ザ・膝だったスカート丈が長くなり、
　眉毛がなくなり、口ピ、鼻ピが増えてきた。
　うそん！　お嬢様学校なのに！
　大阪では深窓の令嬢はいなくなったんだろうか…。

・愛想笑い

　引きつった笑顔の理由が分からない。
　会うたび「えへへ、えへへ」と無駄な笑いを挟んで話す。
　そんなに私、威圧感あるんでしょうか？
　別にお宅、何の落ち度もありませんし、私怒ってませんけど。

☆

嘆かわしいことばかりを集めてしまったけれども、
それで「んもう、ったく」などと悲しんでるばかりでもありません。
今年もあと1ヶ月、できれば笑いながら過ごしたいと願います。
できるかな？