怖く切なく美しい

すいようえいがかんしょう（試写）。
明後日公開の『大奥』、提供会社の
お土産付きで観てきました。
1億円以上とも言われる衣装の数々が
話題となっていることもあってか、
女性がほとんど、比較的年齢層高め。
当選倍率は約1，000／13，000　だったそう。
私は、メールかはがき、それぞれ1通で当ててしまいました。
なのに、ジャンボ買うの忘れたですぅ…(T_T)

ストーリーは史実に基づいているのでわりと無駄なく収まっていて
意外性が無いのは残念でした。フィクションだと「ええーっ？」
「おおーっ！」というサプライズがあって面白いとこ狙えるけど。

演者も衣装もカメラワークもロケも、そらまあ「金かけてんど」
状態ですし、なにより「大奥」ですから、あーた、どこに
ケチる理由などありますかいな。
女優陣の“ドいけず”（浜村淳のおっちゃんいわく）なアップ
（両目フォーカス、鼻チョイ切れ）はそらもう怖すぎ。
これは楽しんでいただけます、間違いなく。
「アンフェア」で謎の編集者を演じた西島秀俊の陰のある役者風情、
北村一輝の役と対照的ですが、ファンが増えそうな気もするし。

とにかく、さまざまな女性の心理を描いているのは面白い。
自分はどのパターンだろうかと、観終って考える楽しみもある。
ちなみに私は位置的に“滝川”、心情的には“絵島”入ってるかも。
間違っても月光院ではない。

さ、あなたも観てみそ。前売り券には1面に使える？脂取り紙が
付いてくるそうな…（笑）。