友人からの電話。
要るかいっ！ いまさら。
いえ、嫌いじゃありませんよ。
ええ、歌本で、テレビを凝視して、完全に振り付け覚えました。
けど、今になって、こどももおらんのになんで要るか。
なんでも、あれだけ熱心に歌い踊っていた友人の娘が大きくなり（小五）、
放ったらかしになっていたのを叱ったら、
「もう要らんし、ママ捨てといて」と、いとも簡単に言い放ったらしい。
また、もいっぺん叱ったらしいけど。
ママは阿久悠の逝去が惜しまれ、その膨大な曲のそれぞれを口ずさんでいた。
しかも土居甫が亡くなったという知らせに驚いていたときだったらしい。
そういえば、彼女の家に行って、娘二人に
「おばちゃん、全曲踊れるで」と自慢してしまったっけ。
かといって、いまさら振り付けをおさらいするつもりもない。
「オークションで売ったら？」と勧めておいた。
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