同じビルの会社の社員さんが、ウチの事務所にS.O.S…。
中国の地方の会社と取引をしていて、トラブルになっている。
連絡が中国語オンリーになってしまったので、訳して下さいと。

どうやら実際に取引や連絡をしていたのが、ブローカーのような人物で、
何度か取引もあって、うまく行っているときは何も無かったのだが(そりゃそうだ)、
今回初めて材質の違うモノが積まれて、アメリカのユーザからクレームがつき、
材質の分析もされて、正しいモノを積めということになった。
その後も何度かはまともな取引があったようだが、この回のクレームが
本格化(何度言っても対応してくれない、本人不在で連絡無しとか)してきたので
日本側としては、なんで連絡つかんのや、ヤバイんでないかい?と、
やっとのことで腰を上げたようだ。

いや、もう、ネット主体の取引で、相手の顔も知らないなんてありえないですから。
ボスはそう呟く。

過去、現地貿易会社の社員でありながら、エエカッコしたいために
スタンドプレーしたブローカーのような男に、ウチもまんまとしてやられたことがある。
それも踏まえて、輸入食品の業界がこれだけ厳しくなってくると、クレーム出ても
後々対応できないようでは、扱う会社の進退に関わってくるので
新しい取引をするときは、日本の信用調査なみに慎重にならざるを得ない。

しかし、カタモノ(堅いもの、鉄鋼・機械部品など)の業界では
まだまだこんなことが起こっているんである。つーか、取引開始に当たって
ネットだメールだってだけでよく突っ込めるなあ、と。
それに、英語だけでやり取りできるうちはいいけど、中国語できる人間がいないと
不安じゃないのかなあ。いろんな不測の事態が起こる国やからね。ホント。

ともかく、直近の回答FAXをボスが訳したら、
* 担当した李何某は大学生で、会社の誰も彼のことを知らない
  (大学生やと言うことは、知ってることにならんの?)
* 同様の形態の取引は200以上ある(だから心配要らない、と?)
* 会社印のある契約書は交わしていない(残っていない)から
  言われたクレームには対応できない
* (大筋では)このことは、会社の者は誰も知らない
ということだった。
この回答FAXですら、会社名や社印も無く、総経理だという?
オジさんの機械打ちの署名しかない。誰が打ってるかもわかんないし。
????????????????????????

「ヤバイですよぉ、コレは」
今日のボスの一言。

どうすんだろ。

コメント

あんにばる☆
2007年11月4日23:41

短い間でしたが大変お世話になりました。
また、どこかでお会いできることを楽しみにしております。
お元気で!

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