エドレポ(お江戸探訪編)
(10/19(金)〜10/21(日)・最終日のこと)
さてさて、いよいよお江戸行脚も最後となりました。
S嬢リクエストの、葛飾柴又〜矢切道中です。

前日のD優勝から一夜明けてもどーんよりとした空気に
なんとなく包まれたホテルをチェックアウト、東京駅で
帰りの新幹線の予約を取って、いざ出発。

日暮里から京成に乗り換えて、柴又下車。
川一本越えるとすごく身近な風景が車窓の外を流れ出し、
柴又で下りたとき、自宅の最寄り駅によく似た感じがして
デジャヴってるような。

駅前にはどどんと寅さんの像が。電車が着くごとに大勢の人を
惹きつけるのであった。そこかしこでまたいい匂い〜。
朝ごはんを途中で食べようと言いながら、どんどこ進んできたので
また誰ともなく「腹減ったぁ」と言い出し、帝釈天の参道で
有名だという?チョココロネを買い、食べながら歩く。

帝釈天ってば町の鎮守さまくらいに思ってんだけども、由緒正しき
歴史の長いお寺さんだったんですね。境内も結構広かった。
七五三のご家族も多かったし、日曜なので団体も続々と。

そうこうしているうちに、お昼も近づいてきたので、
空腹をなだめる為、混む前に早めの昼食を。
お団子がばんばん売れてる「とらや」で。
昔ながらの食堂って感じで、どれも美味しゅうございました。

参道を戻って、江戸川方面へ歩く。いやーお天気良すぎて日差しが強いっ!
河川敷がすごく広くて、なにより大阪の河川敷と全然違うのは
とてもキレイだったこと。パッと見た感じ、落書きも無ければ
ゴミも放ってないし、宿無しのおっさんもフラフラしてない。
この違いはなんぞ?

てなことを喋りもって、♪やぎりのわたぁ〜しぃ〜♪の船着場へ。
矢切の渡し。細川たかしばりにこぶしを回して歌ってみます。
穏やかな水面をぎーこぎーこと人の手がこぐ、和船。
乗り合わせた人はしばし無言で景色を楽しんで、対岸へ。
対岸(松戸側)に、白地に赤の旗↑が翻っていたら、運航だそう。

のどかな日曜のお昼。
自動車椅子のような小さなカートで移動するゴルフ場で、お父さんたちが
目一杯プレイしているし、子供たちは河川敷で走りまくってるし。

時間があったので、『野菊の墓』の舞台となった辺りまで歩くことに。
「野菊のこみち」を歩けばよい、と誘導標があるけれども、
どう見ても、ネギ畑の農道っぽい。私有地じゃね?
炎天下である。暑い。みなさん、夏にはオススメしません。

坂川にかかる橋の欄干は、渡しと野菊。↑
のどかだ〜。
ちょうど、どこかの神社かの秋祭りをやっていて、お神輿が繰り出していた。
のどかだ〜。

実際、途中で飲み物を買おうと思っても、店すら無く、
自販機はランプが消えていて、地元のおばさんに寄ってたかって
「そら使えんよー!」と言われてしょぼくれるほど、周辺には何も無い。
のどかだ〜。

私の足では結構きつい、往復1時間半くらいの行程を経て、
また元来た道をたどって、今度は柴又へと渡しに乗る。
団子だ飴だ、お土産だと買い物しながら、電車に乗り込むと、
日暮里まで三人が眠り込んだ。

なんとのどかな日帰り散歩であったことよ。満足でし。



疲れてはいるけれど、テンション上がりっぱなしで、喋るのも止まない、
そんな江戸探訪でありました。

昔のものが絶対いい、とも思わないし、今どんどん開発されてることに
惹かれていくのも仕方ない、とも思わない。
だけど、こうして新旧のものがちゃんと存在している今を、
体感するということは、自分の感性にとってもプラスになるし、
一方で「歳とったなー」と思うのが、こういう形で「歴史」というものを
すごく強く感じるときである。
老いるとか、晩年にはまだ少し時間もあるので、少々無理をしてでも、
こういう機会を取っていろんなものに出会いたい。
だから旅をする。
まだまだあちこち行きまっせー!



この旅行が終ってから、きっと秋の行楽特集だと思うけど、
結構旅番組やグルメ番組で、この辺の特集をやってのを多く目にした。
関西で紅葉や桜の時期に京都がクローズアップされるのと同じなのかもしれません。
○○ヒルズや○×スクエア、とかの跡地再開発のエリアも
それはそれですばらしいと思いますが、自分の針が振れっぱなしではない
穏やかな気持ちになる場所、秋のこの時期見つけてみましょ。

あ〜〜、やっぱ歳取ったなあと思う、このコメント。

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