図蘭多

2008年5月9日 趣味
祝祭音楽劇とやらを観に。
宮本ぁ門演出『とぅーらんどっと』です。

好きな俳優さんが出ているので迷わずチケットを取って
当日に至るわけですが、東京公演がかなり酷評だったので
(演出演技音楽などなど)あまり期待しませんでした。
で、どうだったかというと…、うむ、なんだか話題性の方が先走りして
キャストの実力はどーでもええんか〜い(チーン☆by髭男爵)みたいな。
観客は、アーメイ(公主)、なっち(柳役)、人気女形 太一くん(宦官役)の
それぞれのファンが3割ずつで、他の方のファンが1割って感じ。

実力がどーのこーの、と言及できる立場にはないけれど、
やはり公主役は日本人でやって欲しかったな。
歌はすんげ上手いのに、ときどき中国語の発音になるセリフは
耳障りありますからね。アーメイ、頑張ってるのはわかるけど。

意外だったのは、なっち。
歌上手いし、小柄だけど舞台映えしましたね。いろいろあったので
かなり努力したんでないかな、それが垣間見える。
M娘。の頃も外しはしてなかったけど、歌唱力ついてますよ。

しどうくん(将軍役)とゴロー(皇太子役)は、ビミョー。
映像で活躍された方がよかろうかと思う。特にしどうくんは梨園で。

好きな俳優さんというのは、北村さん(商人役)。
道化な商人、フットワークのよさとしなやかさ、声の張りは◎。
贔屓目だろうけど、いろんなシーンに対応できる役者として、期待大。

あと、視覚にばんばん飛び込んでくるのは、ワダエミファン垂涎の衣装。
国の盛衰を表す色彩とか、地位や人格を生地の重厚感で表現するとか、
そのレベルの高さに御大のオシゴトのすごさを感じた。
やはり、あの織物は京都の装束屋さんのものだそうな。



近年、お芝居が自分にとって身近になったのは、テレビや映画で
見ている俳優さんが舞台にも多く出るようになったからだ。
そんで、いつも観た後に思うのは、キャスティングは結局集客のためであって、
商業的なことを無視しないプロデュースの如何が成功の鍵を握るのは明らか、
そして、まんまとそれにのせられてチケット買う私ら。

演出家によって、話題性のある俳優をどれだけ起用するかは違うだろうけど、
今回のはちょっと出しすぎでね? そんでちょっと実力がバラバラでね?
などと感じてしまった。
私は、そこの凹み、衣装でブラマイゼロってとこですが、何か?

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