どうにも見たくてたまらない。
久々にハシゴ鑑賞。

『火天の城』
ちょっと小粒な桔平さんが信長でした。
歴々たる信長キャストの中では、衣裳は◎でしたが、上背がどうも。
イメージ的にはもっと大柄でゴツい俳優さんが良かったなあ。

以前、まだ体力があったころ、軽~い気持ちで安土城跡を訪れた。
頂上で地元のちびっ子たちに会ったくらいだから、楽々こどもも登れる
大して高い山ではないのだが、里のたんぼ辺りから思うと、整備された
城跡といえども、かなり急峻だった記憶がある。
息遣い荒くちょっと妖気ただよう道を登った。
そりゃ容易に攻めて来られては困るもんね。
現代の坂みたいになだらか仕様なはずはない。
実地体験のあと、安土城天主信長の館で、天主の一部を復元したものを見て
信長の気質が掴めたような気がしたのもおもしろい体験。←小学生レベル?
その近くにはびゅんびゅん新幹線が通っているのもちと奇妙だったし。

そんなことをおぼろげに思い出しながら観た。

映画では、親柱をちゃんと立ち上げるところまでを宮大工を中心に描いていて、
すんごいCGと特撮(今でもそう言うのかな?)で金使っちゃってるな、という
シーンが続々と出てくる。その分確かに迫力はある。
犠牲になった人もいたよ、信長の力には逆らえませんでした、なにかしら
気を孕んで建った城でした、ま、そういう感じかな。
近年になく、キャストに不満の作品。(苦笑)

『さまよう刃』
そもそも、問題提起っぽい作品で、ちょっと重いなあと思ってた原作。
全体をコンパクトにシンプルに仕上げたなという印象。
セリフが極端に少なかったし、表情での演技でいろんなことを語るべしの役者さん。
竹野内氏も、もうトレンディドラマ俳優では無くなっているし、父上の面影に
近づいてきて味が出てきた寺尾さん。
中途半端な脇役は一切無い。
何かしら主役に匹敵した役割が全員にあるような気がした。

なにかあったら捨てればいいや、やったことの報いなんか関係ねえ、
働きもしないで楽しいこと面白いこと、お金バンザイ! とか思ってるような
どちらかといえば若い人に是非観て欲しい。
って、無理か、そういうのは映画とか観ないか。



鑑賞マナーが悪い。特に中年。
家でDVDか○○映画劇場観てる感覚なんかな?
でかい声でヨメが質問、オットがでかい声で回答。
そんなの家帰ってやれよ。

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