行く行く１月

他人の資産や持ち金を知ってしまうとロクなことがない。
すんごく知りたいと思っていても、である。

昔、知人が何を思ってか「給料明細を見せてあげようか」と言ったとき
そう口にした人間に対しても驚いた。
そのときは「そういうもんは易々と人に見せちゃいけません」と
ピシャっと言ったのだが、その人の金額は他人に見せられるものだったのか、
とか、その人が就く専門職としては妥当だったのか、そうでないのかを
専門職でない私に考えて欲しかったのだろうか…などと後になって
ぐるぐる考えたりもした。結局わかんなかったけど。

身内でさえも、どれだけお金を持ってるか、オープンにすべきかそうでないのか。
大人になれば、なんでもないとこから諍いが生じることもあるし、財産に関する
トラブルなんてゴマンとある。そう思えば言わないでおきたいし、いやいや
腹を割って収入などはぶっちゃけてしまった方が何かあったときにいいかも、
なんて（何かってどういうケースなのかはよくわからんのだけど）思ったりもする。

一個人の些少なものでさえこんな風にゆらぐんですからね、ある意味公人で
資産公開義務付けられてても、あの金どこから？　なんで持ってる？などと
検察なんかにいろいろと聴かれるっていうのは耐えがたいことだろうと。
悪いかどうかの判断される前に、身ぐるみ剥がされてるんですからね。

議員の資産公開って必要なのか？と思うわけ。
大きな金が動いているのは、皆なんとなく感じているけれど、さてはっきりと
知ってしまうと、生み出してお金を作って食っている人たちは反感すら感じてしまう。
悪いことせんように、という規制法なんだろうが、こんなこと倫理のカテゴリーで
小学校での道徳の時間から、学級会からやり直さねばならないんじゃないのか。
あ、でももう、今やそんな授業も形骸化してるし、通用せんか。

イチロウくんが小学校の教室で国語の教科書を斉読している姿が浮かんだ。

もうよくわかんないや。
決めないといかん事を、きちんと決めて、早くやっとくれ。
まどろっこしいったら。

☆

なんか手ごたえあるよな無いよな、決算のお仕事。
期日が前倒しになったので、気が急いてはいるものの、やっぱ前年比減ですな。
わりかし早めに片付きそうだ。
さて、ラストスパート。