まだいける、私

2010年4月5日 日常
たかだか150m弱の小丘を登ったくらいでギシギシ言うような体だったら、と
思いながら上った明日香村の展望台。たいしたこたーないのですよ、ほんと。
ペット連れで散歩に上がって来る人多数だし、ま、ちょっと古代の豪族が居を
構えてた裏里山って感じのところですよ。そこが古代史の舞台だったわけで。
普段使わない場所の筋肉痛も、月曜になってもなんら感じず、疲れも残ってない。
こりゃまだまだイケるんじゃねーの? と安心しています、そんな週明け。

前に上って、次は「大切な人と来たい」と確か願ったぞ、と、帰りのバスの中で
思い出しました。人がいなければ、風に乗って散る桜の下でボーっとするだけで
それはもうロマンチックな場所。それに無料ですからねえ。

が、しかし。
昨日も書き込んだ通り、上がってきたカッポーの片割れは大概歴史ヲタに近く
その相方は知らん顔の女子だったりして、双方気に入るなんて難しい。
デートスポットではない。ここに行くモチベーションが違えば気まずいばかり。
また、年配のアマカメラマンたちが我が物顔でずーっと居座るさまは、
ロマンどころかガツガツしてて、憩いや癒しとは程遠くなっててね、そんな中で
二人きりの時間、というわけにもいかないだろうし。

石舞台もこの時期すごい人だそうな。
バスの運転手さんが「明日の日曜はすんごいことになる」と言ってましたし。
いい面もよくない面もあって観光は成り立っているものの、やはりこういう
史跡の多い場所は「人が荒らさない」という基本を守らなければいかんですね。

又兵衛桜に行く直行バスを、帰りは路線バスが出ているあたりまで歩くつもりで
片道だけ利用したのですが、相席になった年配のご婦人が
「(京都)円山のしだれはもうダメ」と嘆いておられました。
桜守さんが頑張っておられるものの老木だしねえ。運命っていうのもあるし。
昔の艶姿を知ってる年代には哀しいものがあるんだと思う。
そのご婦人は、たぶん70代だと思うんだけど
「兄弟姉妹はみんな私より年上で、もう誘えないし、主人は一緒に来ないから、
 体動く間にと思って、ちゃっと出てパッと電車乗り継いで来ちゃった♪」
と、お茶目なご様子。でも、あまり年配になって独りも怖いなあ。
ホントに元気でないと、ね。

この時期、いろんな人が桜を見に来て、そんで力をもらって、
新しい季節を過ごして行こうとしてるんだなあ、と感じます。

みなさんのお花見、いかがですか~?




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