ざらつく言葉

2012年2月3日 日常
―ボンクラ防相が議会を離席中にコーヒーを飲んでいた―
なんちゅうトピックスや、と思いながら読んでいた。
あ、ボンクラっちゅーのは、私の伏字です。

「離席」
メールが多くなって、デスクワークに着いていようがいまいが
こういう表現もなくなってきてはいるものの、私は依然
TEL重視なので、ときどき相手方の妙な表現にイラっとくる。

言う時は「ただいま、席をはずしております」が
正しいと信じて申し上げる。
聞いて、はあ?と思うのは「席はずし」。
名詞にするこたあない。
これは関西の古い事務職の方に多い。

「離席です」「離席中です」
行為ではないのだから、なんとも無理矢理感たっぷり。
ホワイトボードに所在書くんなら納得か。
でも、行先書くよね、ふつー。

リセキと同音の言葉はめったにないから、話の流れで
「離席」と判断すりゃええねん、と言われそうだが、
少し、違和感ないかしらね。

あと「印鑑が座る」=「捺印する」。
デパートの店員さんの隠語のようだと思った記憶がある。
「印鑑座ってから、送りまーす」と、電話口で言った
お得意さんの女性社員。
返す口で「はい、捺していただいてからでいいですよー」と
私は言ったけれども、あまり相手には効果がなかった。
その後も何度かそう言われて、違和感倍増だったし。

「折り返します」
そうか、そうか、今日の仕事も中盤なのね、ってマラソンかっ!
思わずノリ突込みしそうになる。
「戻ったら(終わったら)、連絡する」でいいだろが。


言葉ってむずかしいとは思うけれども、相手に理解してもらうための
人間特有のものだし、分かってもらいたいのなら磨くしかない。
むしろ、耳になんとなくざらつく感覚はなくなってほしくない。
これが鈍感になったらおしまいだ。






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